目次
1.製品紹介
2.書籍紹介 
3.ブレイクタイム
4.青ちゃんの言いたい放題
5.経営学コラム
6.やまのひとりごと









1.製品紹介

ICE車(内燃機関自動車)に比べEV車(電気モータ自動車)の方が比較的開発が容易なため
国内外を問わずさまざまな部品メーカや他産業からの参入が相次いでいます。
 特にシティコミュータやラストワンマイルの配送車など小型車両にその傾向が強いように感じます。
 本装置は、そのような小型モータやパワートレインの開発に合致した開発試験機です。
さまざまなモータやパワートレインの機能・性能評価に最適です。



 
 
※このほかの特注仕様にも対応いたします。
詳細はweb-info@spacecreation.co.jpまでお気軽にお問い合わせ下さい。




2. 書籍紹介
『調べて、伝えて、近づいて 思いを届けるレッスン
増田明美著 中公新書ラクレ  2022年11月発行


 現役時代よりもスポーツ解説者になってからの方が有名。詳しすぎるスポーツ解説として選手のプライベートにまで切り込み独特の存在感を放っている著者。

 選手時代の苦悩から、解説者としてのさまざまな試行錯誤、それらを通じて獲得開眼した境地など、素直にわかりやすい言葉でやさしく語りかけていきます。
 テレビで見られる天然キャラの裏に隠された努力など、ひとりの人間としての生きざまに勇気づけられる一冊です。






3.ブレイクタイム
【お花見】
 長い冬がようやく終わり、花々が咲き始める季節になってきました。今の季節ならではのイベントと言えば、お花見ではないでしょうか。

 お花見の起源は、農民たちが田の神様をもてなし豊作を祈願するものだったそうです。平安時代になると、貴族が桜や梅の花を眺めながら歌を読む行事へと変化していきました。鎌倉時代以降に武家階級にも広まり、桜を見ながら豪華な茶会を楽しんだそうです。お花見が大衆にも広まったのは江戸時代。昔の人も、桜を眺めながら美味しいものを食べてお酒を飲んで楽しんでいたのですね。

 平安時代の歌人、在原業平の読んだ歌の中にこんなものがあります。「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」。もし世の中にまったく桜がなかったのなら、桜の花が咲くのを待ち望んだり、散っていくことを悲しんだりすることもなく、春の人の心はもっとのどかだっただろうに、と言う意味だそうです。心をときめかせるものさえなければ、感情を揺さぶられることもなく静かに暮らすことができます。でも、それだけでは寂しいですよね。桜の季節をのどかに過ごすのもいいですが、いつ咲くかな?とワクワクしながら、お花見の計画を立てるのも楽しそうですね。


                                                           



4. -コラム-
「変わるモノと変わらないもの
                                   /青木邦章


  パンデミック・武力紛争・自然災害・金融危機再来の気配。
 世界中が激しく動いています。そしてDXやそれを受けてのリモート化の波、さらには働き方改革。仕事の流儀・働く意義・人々の関心事も、絶えず変化し続けているように見受けられます。
 若い頃であれば、それらをビジネスチャンスと捉えて、率先して変化を取込み楽しんできた青ちゃんではありますが、すでに老境に入り心身ともに反射力が低下し、常に後塵を拝してばかり。どうにも不甲斐ない日々を送っています。
 加齢と言うものの自己判断基準には、当然体力的な衰えや頭の回転・記憶力の優劣もありますが、もしかしたらそれ以上に「変化を柔軟に受け入れられるかどうか」のマインドセットが大きく影響しているのではないでしょうか。好奇心・チャレンジ精神・学習意欲そういったものを維持し続けている方は、いくつになっても若々しく精力的・活動的な人生を送っていらっしゃいます。

 では、どうすればそういった若々しさを保っていけるのか?様々な事柄にそれなりに分別がついてきた年代では、勢いに任せたカラ元気の行動では長続きできません。やはり心の底から湧き出るようなエネルギーの源泉・心の栄養素を必要としています。人生に自信を持ってハツラツと生きること。その秘訣を探って、いろいろと思いを巡らせてみました。
 その結果、たどりついたのは非常に逆説的な物言いではありますが、自分自身の中に変わらないものを心棒としてしっかり持つこと。そして、その心棒はがちがちの固いコンクリートブロックというよりも、しなやかな靭性を持つ竹や柳のような柱なのかも知れません。

 前述のとおり、世の中全体が非常に激しい勢いで変化し続けていく現代だからこそ、自己の中にしっかりとした軸を持つことの大切さ。そうすれば、世の中の動きに必要以上に振り回されることも、逆に頑なに変化に抗うこともなく、鷹揚に、時と場合によって、臨機応変柔軟に対応できるように思います。

 よくよく考えてみると、激しい変化といってもそれは皮相的なモノ。道具立ての変化だけのようにも見られます。最初に挙げたパンデミック・武力紛争・自然災害など、どれも数百年前・数千年前、さらには紀元前から、地球上のあらゆる場所・人類の営みの中でたびたび起こってきたこと。歴史がそれを証明しています。
 そして、その苦悩の解決策として、さまざまな思想・哲学さらには宗教が生み出されてきました。この歳までそれらとは真剣に向き合わず、その場しのぎで生きてきた青ちゃんですが、いまさらながらそういった精神社会に向き合うためにある、リベラルアーツの重要性を強く感じています。

「歴史は繰り返さないが、韻を踏む。」 
マーク・トウェイン


 



5.経営学コラム
[最新技術と変わらないもの]
                                            /一橋大学 特任講師 青木哲也
  これから世界を変えるかもしれない最新技術としてChat GPTが話題になっています。Chat GPTとは、「話し言葉や文章を理解する人工知能で、パソコンに話しかけたり、文章を入力したりすると自然な言葉で返事をしてくれるサービスのこと」です。何を隠そう、この説明も「Chat GPTについて教えて?」との質問にChat GPTが回答したものです。ときおりデマを回答することもあるものの、一部領域では人間よりも高精度で回答を提示してくれるようです。たとえば、Open AIの公式発表によれば、アメリカ司法試験に挑戦させたところ合格者の上位10%の成績を叩き出したとのことです。

 私たち人間は、こうしたAIをはじめとする最新技術とどのように付き合っていくことが求められるのでしょうか。日本で最初にAIとの付き合い方に真剣に向き合った世界は、もしかすると将棋界かもしれません。2013年に初めて現役プロ棋士がAIに敗れて以来、将棋界では、人間よりも強いAIをどのように活用するかが研究されてきました。AIは、部分的な局面の最適解を示すことに優れているものの、なぜその選択にいたったのかの理由を示すことは不得手です。そもそも、検討すべき局面を特定することも苦手です。このことから、AIの示した回答を読み解く力や、解く必要のある問題を設定する力がAIを活用する棋士には求められています。

 こうした新技術との付き合い方は、ビジネスの世界にも通ずるところがあるでしょう。昨今では、営業ツールとしてSales force、設計ツールとして3D CADなど、新技術を基盤とするツールが多数登場しています。しかし、どれだけ便利なツールでも、特徴を知り、必要に応じて活用しなければ成果を上げることはできません。計算ツールは、ソロバンから電卓、電卓からPCに変化しました。しかし、そもそも何を計算するのか、計算結果を何に活用するかは、変わらず人間が考え続ける必要があるのです。





6.やまのひとりごと

 先日、洋菓子屋さんに併設された喫茶店に行ったところ、「モーニングサービスです。」と
大きなケーキをつけてくださいました。
 ケーキも飲み物もおいしく店員さんも親切で、それ以来元気が欲しい時や頑張ったご褒美に行く
お気に入りのお店になりました。お気に入りのものがたくさんあるって、素敵ですね。