目次
1.製品紹介
2.書籍紹介 
3.ブレイクタイム
4.青ちゃんの言いたい放題
5.マーケティングコラム
6.やまのひとりごと









1.製品紹介
ガソリン車からEV車(FCV車)へと開発のポイントが変化していますが
車体系については変わらず高い需要があります。

 さらに、SUV全盛であり、車の買替え寿命が延びている中で
パワートレイン系の耐久性はますます重要度が高まっています。

本装置は、一定の静的荷重(ラジアル・スラスト)を印加しながら
アクスルハブを回転させて疲労強度を評価する試験機です。
さまざまなシャフト長・タイヤ幅・タイヤ半径・オフセット量に対応し
スラスト荷重付加位置も調整可能です。

 
 
※このほかの特注仕様にも対応いたします。
詳細はweb-info@spacecreation.co.jpまでお気軽にお問い合わせ下さい。




2. 書籍紹介
『 「レゴ」競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方』
蛯谷敏 著 ダイヤモンド社  2021年11月発行



 子供の頃に誰でも一度は手にしたことがある「レゴ」。デンマーク生まれのワールドワイドなブロック玩具。ただ単に子供の知育玩具という枠を超えて、映画やゲーム等さまざまなエンターテイメント業界との連携により独自の世界を提供し、さらにはレゴランドというテーマパークまで事業領域を広げてきました。
 1916年に木工関連で個人創業した同社。玩具メーカとしても既に90年以上の歳月が流れていますが、その歴史は決して平坦なものではなく、いろいろな紆余曲折を経て今日に至っています。

 本書はビジネスライターである著者が、同社の歩みを通し現代企業の経営の在り方と言うものを示唆しています。たとえ業界が違っても、参考になることが多々あるように感じます。




3.ブレイクタイム
【土用の丑の日】
 今年の7月23日は土用の丑の日です。土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指し、それぞれの土用を「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」と呼びます。

 土用の時期は季節の変わり目でもあり体調を崩しやすいことから、栄養のあるものを食べる習慣が生まれました。特に夏の土用の丑の日と言えば、うなぎを食べるイメージがありますね。他にも「う」の付く食べ物や黒い食べ物を食べると良いとされています。例を挙げると、「梅干し」「うどん」「牛」「瓜(胡瓜・南瓜・西瓜などウリ科のもの)」「黒ゴマ」「黒豆」「ナス」があります。このご時世、外食へ行きにくくてもこれらの食べ物なら献立に取り入れやすそうですね。

 土用の丑の日には、土用餅と呼ばれるあんころ餅を食べる風習もあります。邪気を払うとされる小豆と力持ちに通ずる餅を合わせて、邪気を遠ざけ暑い夏を乗り切る体力をつけよう、と言う思いが込められています。食べやすい一口サイズのお餅にのど越しの良いこしあんを合わせたものが主流のようです。

 最近では、土用の丑の日が近づくとコンビニやスーパーなどでも土用餅を見かけます。暑い夏も健康に暮らせるよう願いを込めて、季節のお菓子を楽しむのもいいかも知れませんね。

                                                           



4. -コラム-
「アフターコロナのビジネスシーン
                                   /青木邦章


 2年半にわたり世界中を苦しめ続けた新型コロナウィルス。まだまだ予断を許さない状況ですが、日本国内ではようやく一段落し、正常の暮らしに戻れそうな気配も感じます。

 一方、ウクライナをはじめ世界各地での武力紛争、国内各地で頻発する地震や異常気象など、私たちの周りには常に潜在的リスクがいっぱいで、新型コロナばかりにとらわれてもいられません。
 そこで(ややフライング気味ではありますが)、まずはこの新型コロナのみに限り、私たちの生活(とりわけビジネス現場)に与えた影響、そしてその後を総括したいと思います。

 この2年間は飲食観光業にとどまらず、全ての業種・企業が予想外の展開に追い込まれ、売上確保や経費削減に苦しみました。また、さまざまな行動様式が変化し、従来同様のやり方で、ただただ頑張るという方法が功をなさないことは肌身に深く染みいりました。

 まずは会社訪問面談が禁止され、さらにはお客様がリモート勤務となり、やり手の営業マンにとっては手足をもがれた状態。顧客ニーズを探ろうにもきっかけさえ手に入らない状況でした。
 一方、新規大型案件は激減したものの、小規模改造や修理・メンテナンス案件など、製造維持に欠かせない業務は継続され、その発注先は前述のリアル接触リスク低減のためにも、既存取引先が圧倒的有利な展開となっています。

 さらには、新規開発案件については商社経由でなく、インターネット経由でのメーカHPへの直接案件照会が飛躍的に伸びています。日頃からHPやメルマガなどの発信を愚直に続けているIT重視企業には既存得意先・新規お客様の区別なく、積極的な情報流入が続いています。

 そこで、弊社の場合も商社から案件情報を得るというよりも、逆に各地の引合情報を提携商社に振って、実際のコンタクトを依頼するなどという逆転現象が頻発しています。以前、当コラムで「商社不要論について考える」といった内容を掲載しましたが、それから7年の歳月が過ぎ、いよいよ本格的にそんな時代になりつつあるのかも知れません。

 その新しい営業展開では、当然メーカ側が主導権を握りやすく、商社側としては単にお客様のニーズ・ウォンツにお応えするといった顧客志向の従来スタイルから、メーカ側にも自社経由での取引メリットをアピールするといった、従来とは異なる発想が要求されることとなります。

 22年度になり、開発投資案件が前年比30%増となっているとの新聞報道も目に入ります。全体的なパイの増加が必ずしも個別企業の業績に連動するとは言いにくい昨今。パンデミックを契機としたビジネス形態変化を機敏にとらえて、新発想による新しいビジネス作法に適合していったものだけが生き残る時代となっているのかも知れません。

 「この世に生き残る生物は、激しい変化にいち早く対応できたもの」(ダーウィン)


 



5.マーケティングコラム
[危機に強い!サブスクリプションのすすめ]
 非常事態宣言や、まん防、入国制限といった各種規制も緩和され、徐々に収まりをみせつつあるコロナ禍。明るい兆しもみえるものの、半導体不足や円安ドル高、中小企業の苦難は続きそうです。そこで今回は、外部環境の変化に強いビジネスモデル、「サブスクリプション」を紹介したいと思います。

 サブスクリプションとは、Amazon PrimeやOffice 365のように、定額料金を継続的に支払うことで、サービスの利用権を顧客が得るビジネスモデルです。顧客にとっては、大きな初期費用が不要、アップデートされた最新サービスを常に利用可能といったメリットがあります。
 売り手企業にとってもサブスクには大きなメリットがあります。キャッシュフローが安定する、他社への乗り換えが防ぎやすいといったことが一例です。2009年から2019年の間に創業したベンチャー企業852社を対象としたマサチューセッツ大学の分析によれば、サブスクを活用すると、(1)株式リターン164%増、(2)企業リスク54.5%減、(3)財務ボラティリティ21.8%減になることが確認されています。

 サービス業やオンラインビジネスで利用されることが多いサブスクですが、もちろん製造業にも活用可能です。たとえば、機械を販売ではなくリースすることが考えられます。リースであれば買い手企業は、大型予算を組む必要がなくなり、より現場に近いレベルで決済可能になります。この意味で、エンジニアに支持される製品を持つ企業にとって、リースは有効な戦略でしょう。
 あるいはApple Careのように販売した機械の保守や修理サービスをサブスクにすることも一案です。仮に機械の販売時にサービス加入を断られるとしても、あらかじめサブスクオプションを提示することは重要です。買い手企業が後に機械の修理やアップデートを求めてきた際に、サブスク未加入を理由に費用請求することや、JAFのように、その場でのサブスク加入を促すことができるためです。

 かつては製造業の代表であったSONYやAppleも、現在では売上の半分以上が保険等の金融サービスや、サブスクからの定期収入となっています。厳しい経済環境で大型プロジェクトが減少した今こそ、売り切りモデルから、サービス提供による定期収入モデルに事業転換するチャンスかもしれません。




6.やまのひとりごと
  暑くなってきましたね。衣替えのタイミングがわからず、毎年4~6月は長袖と半袖を両方準備して、少しずつ入れ替えているのですが、タンスがパンパンになってしまいます…。
皆さんはどのように対策しているのでしょうか。
 通年穏やかな気候で暮らせたら、衣替えも無くていいのにな、と思うやまなのでした。